モンスルの村役場 |
北駅から電車に揺られること40分。 モンスル・マフリエ駅が今日の出発点で、リスル=アダンの森の西から、北を廻りを一周してここに戻ってくると言うルート。ヴァル=ドワーズ県のPR14のトレイルにモンスル・マフィエ駅までの行程をプラスして、22kmといったとこ。
この森は1548ヘクタールあり、モンモレンシーとカルネルに並ぶヴェル=ドワーズの3大森林山塊の一つだ。高低差も25〜195mとちょうどいい感じに起伏に富んでいる。
マフリエの教会と村役場 |
合流地点ではオルティOrtieの群生が。イラクサ科の一種で触るとチクチクと痒くなることで有名。というわけで、抜ける時は触らないように要注意!長ズボン・長袖はこういう時に必要性を感じる。
上り下りと起伏のある森の中は、連日の雨から湿っていて、トレイルにはナメクジがいっぱい。キノコもいっぱい。食用キノコも勉強して、いつかキノコ狩りも是非したい。枯れた木には足場を築くようにキノコがなっている。
ランナーやサイクリストに少しすれ違ったが、ランドヌールはおらず、今回は人が比較的に少ないトレイルだ。国道N184を橋で超えると、ブナ林。地図にあった550才の大ブナがどれだか分からなかったが、とりあえず、大きいブナがいっぱい。
森の北西は乗馬が多い平らな地域。蹄鉄マークで乗馬OK、又は禁止と散歩道が仕切られていて、乗馬OKの道はパウダー状の土で歩行者にとってはどうも歩きにくい。
今回の行程で道に迷いそうになったのは、乗馬コースを抜けて森を一瞬出た西での地点。カニン・クラブ(犬のトレーニング場)が右手にあるところで、左手、斜め左手にもバリザージュがない。そして最後のバリザージュは直進で終わっている。そうです、木々に隠れた小道がカニン・クラブに沿ってありました!
ランチ前に半分以上を歩きたかったと言うことと、どこか見晴らしの良い場所で、というわけで、地図で見た水辺までランチはお預け。でも、良くあることですが、水辺があるからといって、そこでピクニックできるかと言うと私有地であったり。今回は高低差と草むら、古びた城壁が所々残っており、水辺は見えず。でも、すでに14時半でお腹もぺこぺこを通り越していたので、倒れた木をベンチにサンドイッチタイム。今回は手抜きでリエットとバゲットでセルフのサンドイッチ。
昼食の休憩後は、足取りが重い。ゆっくりペースを落として歩くと、森が開けて来て、手すりのある見晴らしの良いところへ出る。もう少し、ランチを我慢すれば、ここでご飯だったんだけど、毎回、いいタイミングにピクニックスペースと言う訳にもいかないね。曾ては石灰岩の石切り場であったそうで、跡地は入れないようになっている。
また、森に入り込んでくる。人気のない森は生物の気配を感じるものの、静まり返っている。そんなとき、目の前をノロジカがぴょんぴょんと駆け抜ける。目を疑ったが、この森は狩猟が盛んな森で、監視台も至る所に見られる。というわけで、初めての野生動物の出会いに感動!と、思いきや、もう少し先の開けた場所で、前方を歩いていたエンリックが発見し、『し〜』っていうから、何かと思ったら、また食事中の2頭に出会う。カメラを構えると私を直視する一頭。そして、相方に合図をしてぴょーんぴょんとあっという間に姿が見えなくなった。
今回は動物との出会いに恵まれたランドネ。きれいなクジャクチョウ(孔雀蝶) Inachis ioも見ました。
最後はちょっと迷っていつものごとく、バリザージュを見失い、ちょっと遠回りをしてD64に沿って、駅に到着。駅前にカフェがあるので、冷たいビールを頂き、本日のランドネ終了。
PR14は西側のリスル=アダム・パルマン駅からもアクセス可能。どちらにしろ、駅からの行程を入れると20kmを超えるので、ちょっとハードだけど、森の中は複雑に森の小道が交差しており、狩猟用に各コーナーに地図にも表記されているナンバーが木に表示。というわけで、ショートコースのアレンジも可能なので、おすすめの森。春はスズラン、秋は栗やキノコ。ちょうど、ミュールも食べごろになってましたよ。また、ノロジカを始め、イノシシ、狐、ウサギ等野生の動物が多いそう。もちろん、狩猟の日はランドネができないので、お気をつけを。また、モンスル・マフリエ駅の裏側には今回も疲れすぎて行けなかったが、キュイエットも。
Forêt de L'Isle-Adam リスル=アダンの森 PR14
出発・到着点 : モンスル・マフリエMontsoult Maffliers駅(SNCF・H線)距離 : 18 km + 駅までの距離
高低差 : 221 m
下記はリスル=アダム・パルマン駅出発のトレイル例
http://www.tracegps.com/fr/parcours/circuit5235.htm
より大きな地図で フランスdeランドネ を表示
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