下りでは今日の目的地、アグネルの山小屋 Refuge d'Agnel(2589m)が見えるので、それを目掛けて下山。 見えるとは言っても、結構な距離はあって、下りてから、起伏に富んでいて、マーモットの巣のある丘を歩いて、14:15に山小屋到着!
山小屋の脇にイタリアを結ぶ県道205が通ってる為に、ネットの情報では、山小屋と言うよりホテルという感覚で、登山者からの評価は良くなかったが、個人的には悪い印象は受けなかった。
アグネルの山小屋は太陽熱の自家発電ということ。噴水があるので、まず、水の補給。さらに、靴下を洗って、干しておいたら、あっという間に乾いた。
アグネルの山小屋 Refuge d'Agnel |
パンがなくなっていたので、山小屋で聞いてみるとフルートの半分を1.5ユーロでどうだ、と。で、出て来たフルートは、パリで言うパン。パリではフルートはバゲットより細いが、ここではもっと太いらしい。
ところが、カメラマン父ちゃんの設営場所は山小屋の指定地ではなく、山小屋のスタッフ曰く、昔の税関の小屋の横、と高台の道路脇の小屋を指差す。息子がトーキーウォーキー片手に山小屋に戻ってくる。トーキーウォーキー!?そんなの持ってるから、荷物が重いんじゃん!
テラスからのんびりと、下山してくる人たちを眺めていると、今度は若いパリジャン達がやってきた。真新しい完全装備に身を包み、コールマンの小型軽量テントがザックに掛けられている。というわけで、今夜の野営仲間、と思ったんだけど、万が一、山小屋に泊まれなかったときの為の装備らしい。山小屋に空きがあったので、早速シャワーに向かった彼ら。食料も担いでると言うから、何の為に重い荷物を担いでるのか、変わった人たちだ。っていうか、それがパリジャン?明日はラ・モンタ La Montaに行くというので、キャンプ場があるよ。明日は、キャンプ場で一緒かな?なんて言って別れた。
そろそろ私達も野営の準備。私達は山小屋に言われたように、道路脇の小屋の裏に設営。野営の後もあるので、そこで間違いないと思うのだが、カメラマン父ちゃんはもっと下の小さな小屋の横。そして、他の野営者達もそちらに設営し始めた。うーん、税関の小屋って下だったのかな?
アグネルの山小屋はアグネルの峠 Col d'Agnelにあり、私達の野営地からイタリア迄100m。冬場は雪で閉ざされてしまうので、夏のみ通行可。イタリアの国境はちなみにまたがなかった。
とりあえず、谷は勿論、私達は皆を見下ろす場所なので、絶景。沈む夕日を見ながら、夕食だ。今夜は韓国製のレトルトパックのチキンの煮込みみたいなやつを糒と食べる。味はまずまずだが、やはり暖かい物をたべるのは良い。今夜は昨日より、標高が高いので、さらに冷え込みそうだ。
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