8月11日前半 佐渡・小木〜宿根木 Sado / Ogi - Shukunegi

矢島・経島
達者キャンプ場達者のキャンプ場は無料だった上に、水回り設備がきれいでポイント高い。 テーブルはないが、堤防の段々に座って海を見ながらの食事も悪くない。 ただ、木陰がないの、キャンプと言うよりは寝るだけの野営向きかな。 朝食にチョコレートのシリアルバーなんかをチョイスしたエンリックは日本の夏を知らないとしか言えない。 ぐちゃぐちゃに溶けて食べれるものではなかった…。

一泳ぎをすると言うので、その間に私は集落の路地を散策に。ちょうどラジオ体操に子供達が集まってくるとこだった。全員で10名くらい。こんなのどかなところに育つと、素朴な子供達なのかな〜と彼らの生活を想像してみる。ついでにバス停で時刻もチェック。海府線で佐和田まで行ける始発が7:32だ。


達者集落 達者集落


佐和田で乗り換え、小木線で小木へ。荷物を預けようと思うと、小さいコインロッカーしかない。というわけで、切符売り場の窓口で聞いたら、預かってくれると言うことで、助かった!港の前の観光案内所でサイクリングマップなるものを入手。小木だけの散策マップはあるが、宿根木まで行きたかったので、広域となるとやはりサイクリングマップ。港まで出たら、また県道45号線だ。

御所桜最初の目的地は、長手岬キャンプ場の管理人さんが佐渡で外国人が想像する日本に一番近い景色が見られる場所という矢島・経島。その一歩前で、御所桜というのも見た。左右2株並んだサトザクラの名木ということだが、やはり花の咲く春でないと、その素晴らしさは分からない。


手前の経島を矢島に繋ぐ赤い橋が日本的。橋の横を観光のたらい舟が行き来しており、本来はあるいて一周できるが、土砂崩れで途中が切れていた。管理人さんの言う通り、日本の情緒的な景色が凝縮された感じだ。

矢島・経島 矢島・経島のたらい舟


休憩所で冷たいドリンクで喉を潤していたら、『小木を歩こう』という白黒コピーのマップを発見。やったー、これで県道45号線を脱出できる!

小木を歩こうマップ


小木散策と思いきや、最終的には、かなり分かりにくいマップであった。とりあえず、遠回り的に急な坂を上り下り、農道を歩き琴浦漁港へ。そこからは岩の遊歩道が歩ける宿根木海岸探勝路。ちょいとサバイバルな感じで、ごつごつした岩の上を探索しながら進み、いい感じ。だが、地図では宿根木で行けることになっているが、しばらく歩くとどうも先に進めない雰囲気。潮の関係や土砂崩れなどと言うこともあるだろうから、と発見した藪を抜ける階段小道を上がることに。


宿根木海岸探勝路 宿根木海岸探勝路
小木散策


農道に出て、ちょっと迷って遠回りして、結局は県道に出て、佐渡国小木民族博物館前へ。建物は木造の旧小学校。他でも見たが、こういった木造の学校などがちゃんと保存され、利用されていると言うのが佐渡のすごいところ。勿論、そのまま放置されてる木造建築もあるけど。復元された千石船の展示館も併設されている。
佐渡国小木民族博物館 佐渡国小木民族博物館


回船業で佐渡の富の1/3を集めたと言う歴史を持つ宿根木の集落は重要伝統的建物群保存地区に指定されており、連続する板壁の独特な家並みが見られる。一通り歩き回り、もうお昼なので食事でもと思ったが、見つけた一軒は満席で、他は今日は閉まっていると言う。観光地だと思ってたのに、規模が小さすぎた。
宿根木の集落 宿根木の集落


では、小木に戻ろうと、バス停をチェック。宿根木線は一日3本しかなく13:42を逃すと、次は16:36で17:00のフェリーにヤバい。
宿根木の集落


まだバスまで時間があるので、海岸沿いを散策。今日も漁業に使われていると言うたらい舟もあった。船が出せない浅瀬などでも小回りが効くのだろう。そして、その先にさっきの宿根木海岸探勝路の続きだ。やはりここまで繋がっていたのかな〜?とも思うが、所々、説明のパネルはあるものの、他にここを歩く人は見かけず、知られていないのか、寂れているのか。そんなわけで、歩いていいのか、多少不安を抱えながらも、冒険。宿根木に行く人は、是非、散策してみてください、おすすめです!

宿根木海岸探勝路 宿根木海岸探勝路

宿根木海岸 宿根木海岸のたらい舟


バスには私達以外に2組の若いカップルが。今までのバスでは地元の年寄りや高校生ばかりだったので、こうやって私達のようにマイカーなしで観光する人がいるんだと思うと、中々新鮮だったり。小木ではフェリー乗り場まで行かず、商店街で下車。どこか良い食事どころはないかと見るが、もう14時に近いせいかどこも閉まっている。それでも、中々きれいな町並みで、細い路地がまた渋い感じ。結局、タバコ屋で聞いたら、14時過ぎると食事できるところはフェリー乗り場くらい、だと。
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