モンフェラン城 Château de Montferrand

サン=マチュー=ド=トレヴィエからモンフェラン城へのハイキング 昨日はモンフェラン城を通り越して、ピック・サン・ルーまで行ってしまったので、今朝は懲りずにリベンジです。
ケルンのあるとこを右に曲がるらしいよ、と帰路ですれ違った女性。そんな彼女も、毎回分からず、今日こそは行けるかしら、とのことでした。



ピック・サン・ルーとモンフェラン城
ピック・サン・ルーとモンフェラン城


というわけで、昨日歩いた道を思い返し、ケルンを思い出す。2カ所で見た記憶があるが、どの程度の距離の場所にあったかは定かじゃない。


サン=マチュー=ド=トレヴィエからモンフェラン城へのハイキング


道には小さなドーナツみたいなのがいっぱい。何虫でしょうか?

虫がつくったドーナツ


ケルン一つ目。でも右折のトレイルらしきものはなく、通過。

ケルン サン=マチュー=ド=トレヴィエからモンフェラン城へのハイキング


しかし、歩いても歩いても2つ目に出会わない。ん〜記憶の誤りか…。
一時間以上歩いても当たらないし、草木で城は見えないが、遠のいている気配。このまま、又ピックに出てしまうのでは…。と、思い立ち、最初のケルンに引き返すことにした。

サン=マチュー=ド=トレヴィエからモンフェラン城へのハイキング


しかし、おそらく私のように迷った人が散策したのだろうと思える不確かな歩いた跡はいくつもあるが、トレイルはなく、全て藪の中に消えている…。んー、やっぱりまだ先か、とまた戻る。

なんて迷っているうちに、犬の群れの吠え声とカウベルみたいな音が聞こえだす。姿は見えず、ここでも放牧が行われてるのかな、と。牧畜犬は他の犬に対して、フレンドリーじゃないので、あまり近づかないように、と気を引き締める。
が、今度は男性の奇声が…。え、誰か、犬の群れに襲われている!?

これは、逃げるべきなのか、どうすべきなのか、などと考えているうちに目指す2つ目のケルンに到着。右折するトレイルがあったので、迷わず右折。そして、高台に蛍光色のチョッキを着た人が見えた、と思ったら、今度は銃声。え、狩りですか!?ハイカーやランナーがいる土曜の朝ですよ。

怒鳴り声や奇声の声が増し、犬も吠え続ける。そして、モンフェラン城へ登るトレイルで、鉄砲を持った蛍光色のチョッキをまとった若い男性に遭遇。イノシシ狩りをしているんだ、心配することはない。え、心配することはないって、こっちは蛍光色着ていないし。とりあえず、これは子鹿じゃありません、とたくあんを指して、言ってみる。

サン=マチュー=ド=トレヴィエからモンフェラン城へのハイキング


たくあんも銃声にビビりまくりです。とりあえず、恐怖から、薮に逃げ込まないようによう、リードをつけて、目的地の城へ駆け上がります。

どうにかモンフェラン城に到着。
城と言っても、廃墟で、石がゴロゴロする足場が崩れ落ちてきてるので、危なっかしい足場です。少しロープは張ってあるが、あまり当てにならないロープに見える。とりあえず、中に入って散策する。

モンフェラン城 ハイキング


天気がよいので、景色は抜群。今朝はおやつも持参したので、ここでゆっくり休憩する予定だったが、そういう気分になれない。銃声も吠え声も止むどころか、遠のいたり近づいたり。

モンフェラン城 ハイキング

モンフェラン城 ハイキング


というわけで、早々に下山です。
帰路では、カウベルが近づき、狩猟犬らに遭遇した。狩りの間はハイになっているとのことで、対人間は置いておき、対犬の反応が怖かったので、たくあんをだっこする。においを嗅ぎながら、トレイルと薮を歩き回る狩猟犬は、小〜中型犬といったそんなに大きくはない犬だが、やはり殺気だっている。そんな殺気を察したか、たくあんもぬいぐるみのように、声も出さずに、だっこされたまま、狩猟犬の群れを通り過ぎた。

無事に帰宅し、話を聞いたら、ここでは水曜と土曜に狩猟が行われるとのこと。基本的には、観光客などのいない、未開拓の地域で狩りが行われるとのことだが、民家のある場所にまで来たりもするとか。今朝のトレイルはカズヴィエイユのルートよりハイカーは少ないが、それでも今朝はランナーやハイカーにすれ違った。
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