リベンジ! ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon

ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon
GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon
春にトレイルを廻りきれなかったラ・ロッシュ=ギヨンのGR2。 日暮れが早くなる前に、リベンジしなければ、と戻って来たのは冬時間になった日曜日。 一日早ければ、一時間のんびりできたのに…。 ま、冬至ではないので、それでもまだ18時ぐらいまでは明るい。

目覚ましはかけたけど、時間は変えなかったので、一時間早起きで、一時間前にはサン・ラザール駅へ。電車に揺られながら、増えてくる雲を見て、少し不安になるが、今回は、降りる駅も慎重に確認して、とりあえず正しいスタートをきる。

行程は一度歩いてるので、だいたい分かってるけど、春と秋じゃ、色が異なる。青空も見えて来て、紅葉のトレッキングだ。フルーツはないけど、男子はキノコがあるかも、と時々、行程を外れる。いやいや、道のりは長いので、始めは余りトロトロしない方がいいよ…。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon


太陽が低いせいか、木々のコントラストも激しい。森を抜けて、高台に出て、ラ・ロッシュ=ギヨンの城が見えるところで、ランチ。今日のメニューはゆで卵と照り焼きチキンサンド。13時を過ぎ、タイミング的には悪くない感じ。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon


住宅が埋め込まれた石灰岩の壁に囲まれた道路を下り、ラ・ロッシュ=ギヨンの村へ。綺麗にツタが這った民家が素敵だ。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon


村は今回もトイレ休憩のみで通り過ぎる。お城を横目に道を急ぐ。


GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon


村を超えるとアップダウンが激しい白亜の高台をクネクネと歩く。天気がよいからか、このトレイルを散策する人は多い。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon


今回は100名の団体とすれ違い、細い道ですれ違うのはちょっと苦労。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon

それが終わると、プロペラ飛行機が発着する飛行場に出て、そこから下るとヴェトゥイユの村だ。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon
ヴェトゥイユで山羊に触りたがる男子


前回は終着点となったヴェトゥイユも今回は足早に抜け、ここからが未知の世界。タクシーでは平坦な道路を走ったが、トレイルは森を抜けて、サン=マルタン=ラ=ガレンヌの村、そしてまた森を通って、フォランヴィル=デンヌモンの村、そして森。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon


勿論、地図を見ると平坦な森にも思えるが、どちらかと言うと小高い森で、後半戦には厳しいアップダウン。

GR2 ラ・ロッシュ=ギヨン La Roche-Guyon
サン=マルタン=ラ=ガレンヌのサン=マルタン教会


はっきりとした距離は不明だが、全行程で30kmは超える感じ。足も疲れて来たが、空は雲で覆われ、薄暗くなり始めている。ここまで来たからには、歩くしかない、と無口で足を進める中、エンリックはリーダーシップを発揮。この森を超えれば、到着だ、とさっきから何回、森を超えたんだとか思いながら、ひたすら歩く。とりあえず、森の中で暗くなっちゃったらやばいよね、でも誰も弱音を吐くことはない。大人です。ラ・ロッシュ=ギヨンは見えなくなり、先ほどからマント=ラ=ジョリは見え隠れしてるけど、なかなか着かないんだよね、これが。

マント=ラ=ジョリのノートル=ダム教会
マント=ラ=ジョリのノートル=ダム教会
森が終わり、マント=ラ=ジョリに隣接するリメイに着いた時には、ギリギリセーフというぐらい暗くなってた。柳が垂れ落ちるセーヌ川沿いを歩き、橋を渡って、マント=ラ=ジョリ!とは言っても、結構大きな町で、ここから駅までが未だ結構ある。

重い足を引きずって、『あー、ビールが早く飲みたい』。やはり、ここは『ロッキー』のエンディングテーマでやり遂げた感、とくだらないことを言いながら、ゴール!駅前の食材店でビール、そして私は無性にリンゴが食べたくて、リンゴ1ケ。ベンチで疲労と達成感で乾杯だ。

ちなみにサン=マルタン=ラ=ガレンヌではモネが『ヒナゲシの小道 Sentier dans les coquelicots, Ile Saint-Martin, 1880』、ヴェトゥイユでは『ヴェトゥイユ村の入口 Entrée du village de Vétheuil, 1879』、ルノワールが『ヴェトゥイユの景 Paysage à Vétheuil』を描いた印象派所縁の地でもある。


GR2 De Mantes-la-Jolie (Yvelines) au Havre (Seine-Maritime)

http://www.gr-infos.com/gr2c.htm
今回の出発点 : Bonnières‎-sur-Seine
今回の到着点 : Mantes-la-Jolie



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