ロワイヨモン Royaumont

今週のランドネはトポ＝ギッドを購入したので、ヴァル＝ドワーズです。参加者は初参加のトモエちゃん、と3人で。朝から玄米を炊いて、おにぎりを作ったと言う彼女は中々気合いが入っています。

北駅から電車に揺られること50分。電車の中で他のランドヌールグループを発見！彼らから『君たちもフランステレコムか？』と。どうやら会社のランドネクラブのよう。いいえ、違いますといったら、そのまま、去って行ったので、とっさに『ロワイヨモンに行くんですか？』と訪ねてみると、そうだ、とそれだけ。同じ、ランドヌールにしたらフレンドリーじゃないじゃないか…。

ヴィアルムの駅に着くとフランステレコム組がうようよ待機しているのを横目に、出発。トポ＝ギッドのトレイルに沿って、住宅街を抜け、森の中へ。これで、フランステレコムとの至近距離を得たと思ったところ、森を抜けるとそこに彼らが！近道があったの！？15人くらいずらずらいて、後尾の女性軍はカジュアルスタイルでおしゃべりに花を咲かせながらのんびり歩いている。先頭のガイドさんはみんなが集まるのを待って、花の説明等をしながら場を盛り上げている。というわけで、チャンスだ、と早足でまた追い越す。

スジの村に入り、新たな4人組のランドヌールに出会う。今日は、ランドネ日和と言うことなのか、ここがメジャーなコースなのか。スジの村には洗濯場があった。なんか、他のグループがいるとなぜか焦ってしまい、ここで、4人組を追い越す。こうやってマイペースを失うのは良くないこと。なぜなら、追い抜かれないようにずんずん歩いていたら、後方には4人の影はなく、気がついたら、ルートを外れていたのだ。
良くあるパターンですが、出発点ではPR®17で、途中GR®1が重なり、その後、他のそのPR®とも重なり、隣の村のルザッシュまで来てしまった。それでも、川を超えるはず、と水の音に惹かれて進んだら、それは木々のざわめきだった…。というわけで、地図で位置を再確認して、車道を通ってトレイルに戻ることに。前半からこんな具合だったので、トモエちゃんの信頼もなくし、すでに彼女はぐったり。

PR®17を見つけて、万歳！お腹がすいてきたけど、目的地の修道院でご飯にしようと我慢。そして、きれいな水路に囲まれた修道院に無事に到着。水辺には、まだヒナ連れの鴨たち。中に入ろうと思ったけど、有料なんですね。入り口に書店があったので、本を少し見る。トポ＝ギッドや地図等も結構あり、微妙にトレイルを再確認してみたり。エンリックは新訳聖書が欲しくなり、購入。そして、ついでにトイレを借りて、出る。どこか、修道院の周りの素敵なところでピクニックと思いきや、素敵な水辺は個人所有地、立ち入り禁止とあり、それを横目に進むと、農地にでてきた。牧草が立方体のブロックにまとめてあり、それをテーブルにランチを取るのはさっきの4人組だ。彼らに、『ボナペティ！』と声をかけながら、良い場所取られたと心では舌打ちをし、少し先の木の下にあった岩に座って、私たちもピクニック。

曇り空で結構風があり、空腹と多少の疲労もあるからか、寒くなってきたので、長袖を着る。今日のランチはべトナム風サンドイッチ。本来はパクチーも入るけど、今回はなかったので、千切り人参の酢漬けにキュウリ、チキンにマヨネーズ。本当はバケットに挟むはずだったんだけど、買い忘れて、トーストサンド。そして、ゆで卵、デザートに葡萄というメニューでした。

ご飯を食べてる間に、もちろん、4人組には追い越され、フランステレコムはあれっきり見ていない。ショートルートなのかもしれない。というわけで、食後は他のグループを気にすることなく、マイペースで再出発。オワーズ川の畔に出て、GR®1に重なるトウモロコシ畑の間を歩く道。結構大きくなってたけど、食べごろにはあと1〜2週間と言うとこでしょうか。

農地が終わるとカルネルの森が見え、当初、もし体力があれば、ここから、隣接したPR®16を辿ってカルネルの森を抜け、プレレ・クルーセル駅からパリに戻ることも考えていたけど、すでに遠回りをしていたので、素直にPR®17を完結することにした。森を抜けて、右手に養鶏場、ラマ牧場！なんで、こんなとこにラマが！？

トポ＝ギッドに書かれた道名を見つけ、辿ると次の道名が見つからない。それでも、あってるんだろうと進むと、もうヴィアルムの駅に着いてもいいんだろうと思ったら、ヴィアルムまで4kmの表示！気がついたら、ノワジ―＝シュル＝オワーズ！
遠回りしないはずだったのだが、なんと、また正しいトレイルの反対方向に向かって、歩いていたのだ。そして、見つけた道名は違う村の同じ道名！そんなこともあるんですね。

ここまで来ると、トポ＝ギッドは無視して、行き行く人に道を尋ねながら、ヴィアウムへ急ぐ。歩いて、歩いてヴィアルムの村。そして駅に向かう。小さい村だから駅も近いと思ったら、それが結構離れている。それも、上り。駅通りという名の道に入って、喜んでいたら、そこからは、急斜面の上りで駅まで泣き泣きのラストスパート！


ヴィアルムの教会	ヴィアルムの駅

こうなると駅到着は結構感動もの！小さな駅には駅前商店もカフェもなく、自販機すらないので、冷たいビールで乾杯と言うわけにはいかなかったが、閑散とした駅前広場で足を伸ばして、水を飲みながら一服。

今回は、トポ＝ギッドがあることに過信して、トレイルチェックが甘かったのかも、というのが反省。掲載の地図には通りの名前まで記載されていないので、十分な予習が必要だ。