印象派の足跡・オーヴェル＝シュル＝オワーズ発 Auvers-sur-Oise

夜行電車でイタリアとの国境に近い、ヨーロッパで一番高地にある都市、ブリアンソンまでが往復34ユーロと言う破格な価格で予約できた。8月にはケイラス地方自然公園でランドネする予定だ。

というわけで、断食は終わったが、菜食・ノンアルコールは続き、ケイラスの準備も兼ねて、またもやPR印象派の足跡。今回はオーヴェル＝シュル＝オワーズ直行電車で往復すると言う試みだ。

岩穴

オーヴェル＝シュル＝オワーズではゴッホの墓がある墓地を横目に農地のトレイルとなる。この辺りでは、ラ・ロッシュ=ギヨンみたいに岩に隣接した家や岩穴を利用した倉庫などが見られる。前者が石灰岩なのに比べて、こっちの岩は硬そうだ。

その後、オワーズ川沿いを歩くのだが、この辺りのバリザージュがどうも怪しい。曲がる場所が分からずに、行き過ぎて引き返しをここで2回。

オワーズ川沿いには結婚式場!?

川沿いには家が並び、結婚式などのイベントが出来るお城みたいな建物も。結婚式だったら、新郎新婦は船に乗って登場するのかしら？ま、そういう演技がかった演出って、日本だけかな？

川沿いを左折し、ヴァルモンドワ駅に向かい、前回の道筋となる。
今日のランドネの目的はカタツムリを手放すこと。というのも、前回、ヴァルモンドワで立派なカタツムリを結構見たので、そこで放してやれば、食べ物に困らないだろう、と。手放すのは寂しいけど、暖かくなって来たので、大人のカタツムリを3匹飼い続けると、また産卵が始まってしまうので、しょうがない。というわけで、大人のカタツムリ2匹とその子供達、数匹をジャム瓶に入れて持参。
たくましく、大きくなれよ、私のカタツムリ達。

お別れしたグルノーブル産のカタツムリ

毎週来ても、毎週風景画違うのは、季節の移り変わり。油菜は花が終わり、種となり緑の絨毯。マーガレットは満開で白い絨毯。麦は青々と茂っている。

種になった油菜畑

マーガレット畑

ネスレ・ラ・ヴァレの村に着いたのは14時近く。駅出発が10:43だったし、オーヴェル＝シュル＝オワーズとヴァルモンドワが結構時間が掛かった。村役場のベンチでランチ。となりの学校の屋根にはツバメの巣があり、複数のカップルが行き来している。

ここを左折するとボワ・ル・ロワ

時間的にはフルコースでいつもの行程を歩ききる時間はありそうだったが、炎天下の上に、ミネラルウォーターの残りが少なかったということもあり、近道コースを試すことに。いつもランチを食べるエルヴィルまで行かずに、手前で左折し、ボワ・ル・ロワの森を抜ける。

緑の繁る森の中を歩くので、こういう炎天下の日には嬉しいコースだ。途中、日向ぼっこをしている、立派なカタツムリに出逢う。やはり、太陽からビタミンを得て、こんなに立派な殻になるのかな？で、その後に出逢った、綺麗なオレンジ色の殻のカタツムリと、小さな黒いカタツムリをうちに連れて帰ることにした。

森を抜けると、そこはオーヴェル＝シュル＝オワーズ。到着は16時と電車までは時間がたっぷり。つまり、直行電車で来て、全トレイル制覇も全然OKということだ。
市場の横に仮設テラスが出来ていて、そこで休憩。向かえのカフェが出店をしているんだけど、瓶のペリエはレモンの輪切り付きで3.5ユーロなのに、缶のペリエはプラスチックのコップでサーブされ1.5ユーロ。

テラスでのんびりしても、まだ時間が余って早めに行った駅で、なんとトモエちゃんとサイードに会う。こんなところで会うなんて、奇遇だね〜。