サンチュール・ヴェール Méry sur Oise - Groslay

モンモレンシーの森の狩猟の城
メリー=シュル=オワーズの菜の花畑
緑帯ことサンチュール・ヴェールというイル=ド=フランス圏のの緑地を結ぶトレイルがある。 先日のオーヴェル=シュル=オワーズ付近や電車が良かったので、祝日のオー直行列車でヴェル=シュル=オワーズ迄行って、このサンチュール・ヴェールを南下してみよう。 と、思ったが、電車に乗り遅れた。 直行でない電車は乗り換えで面倒なので、一本で行ける手前のメリー=シュル=オワーズ迄にした。

電車の中で気がついたんだけど、出がけに充電をしていて、まんまとバッテリーなしのカメラを持参…。というわけで、今日は携帯電話による写真撮影を初体験。

駅を出て、住宅街を抜けるといくつもの菜の花畑が広がる。莟もあるけど、花が散って種になりそうなものもあり、もう最盛期は終わりかな?

フレピヨンの教会
国道を橋で渡り、フレピヨンの村。パリ市内もそうだったが、商店はいっさい閉まってるのに、ここの街角でもスズランを売っていた。フランスではメーデーにスズランが売られるのだ。私的には、自分で森で摘もうと思っているので、ここでも勿論買わない。村には、教会。そして、十字架の道の続きなのか、森に入る手前に十字架を発見。

森の真ん中には送電線。アップダウンを繰り返して、森が開けると視界が開ける。ここのところ、毎日雨が降るので、今日も朝の青空とは関係なしに、きっと降るだろうと、今日はフード付きのジャケット。だけど、今日は降りそうな雲は今のところ見られず、良い感じ!



森はモンモレンシー国有林に続く。入口の脇に監視カメラが付いた大きな厩舎。乗馬をする人たちはここに馬を預けているのかな?ここまで来ると、家族連れのサイクリストなど、結構、人に会うようになる。

モンモレンシーの森には狩猟の城があるので、そこでランチにしよう、というのが目標。お腹がすいてきたので、ちょいとスピードアップで歩く。森を抜ける県道の脇ににパーキングとピクニックテーブルがあったので、ここで休憩。天気がよいので、喉が渇いたし、血糖値が下がって来たので、お菓子を食べる。マイカーでやって来て、スズランを摘んでいる家族を見かける。よく見ると少しはあるんだよ、と通りすがりの自転車のおじいちゃんに話しているのが聞こえ、おじいちゃんは一生懸命探していた。いや、もうないよ、彼らが採っちゃったんだから。

私もその後、道路からは慣れたところで見てみたけど、スズランの葉は結構見たけど、花は採り尽くされているのばかり…。5月1日にスズランが摘めるなんてのはやっぱり夢か。
この辺りから、飛行機がよく見られるようになる。シャルル・ド・ゴール国際空港の発着のルートということで、航空界社が分かるくらいの距離で、引っ切り無し飛行機が飛び交うのだ。

モンモレンシーの森の狩猟の城
モンモレンシーの森の狩猟の城
もう少しでお城、と言うところからが長く感じたが、人気が増えて来たと思うと、池に囲まれた狩猟の城に到着。いい天気と言うこともあり、すごい人。
草むらのタンポポに囲まれて、サンドイッチ。で、昼食中にしたかったのは後半のトレイル、そして携帯電話のカメラチェック。メモリーがいっぱいでもう撮れないというので、せめてお城だけでも撮影したい、と写真を選別して削除したり。

モンモレンシーの森の狩猟の城
どうにかお城をパチリ、そしてヒナタボッコの亀。
お城の前にサンチュール・ヴェールの説明がされた立て看板を発見。オーヴェル=シュル=オワーズまでは12kmあるらしい。そして目指すグロレーまでは9kmということで、ちょうど半分と言う感じ。

お城から1kmくらいのところにパーキングがあると言うのが、この賑わいの要因なのだが、パーキングもすごい車で停める場所がなくてぐるぐる回っている車も。そんなパーキングを過ぎると、また人気がなくなる。というのも、ここから直線2kmぐらいは上り坂。パーキングに車を置いてこっち側に散策に、という人は稀だろう。

登り詰めると県道142号に出る。ここにもアンディリーの村の十字架、そして厩舎。県道を伝うこと約1km。また、モンモレンシーの森に入るのだが、木々がさっぱりと伐採されていて、農機で道が掻き回されている。それが要因でもあり、バリザージュを見失い、迷う。地図とにらめっこして、県道の曲がる位置から現在地を割り出して、散歩道を見つけたが、バリザージュがなく、且つ途中から工事で通行止め。人気がないし、太陽が雲に隠れ、ちょっと焦る…。森の区画番号を地図で確認し、県道まで戻ると、バリザージュ発見。そして、また散歩する人たちで賑わうように。

直線で突き当たると森が終わり、モンモレンシーの村に。後半のバリザージュは結構分かりにくかった…。GRと共通部分ともなっていて、モンモレンシーの村も途中、バリザージュを見失って、再発見。グロレーでも良くある、民家の間の細い道を歩くというのが決行出没。民家の人は、背戸を通られるのは慣れっこなのかな?
最後の最後に、もう駅だろうと言う時にバリザージュがまた遠回りをさせようと示していたが、細い道に入ろうとした時に、遠方に用を足そうとする女性が見えたので、引き返し、道路に沿って駅まで下りた。到着は17時15分と、ちょうど5時間。迷った割にまずまずのタイムかな。

ちなみにサンチュール・ヴェールはこの後、ラ・クールヌーヴ公園、そしてスヴラン公園と続く。


イル=ド=フランス圏のサンチュール・ヴェール GRP Ceinture Verte de l'Ile de France

出発点 : Méry sur Oise
到着点 : Groslay
距離 : 20km
サンチュール・ヴェールのリスト http://idf.ffrandonnee.fr/670/html/grp.aspx
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