サン=ジャン=ド=フォやサン・ギエムはモンペリエ行きのバスの本数が少ないため、キャンプ場もある町、ジニアックでキャンプをしようという計画なのです。
ジニアックまでは勿論、トレイルはありません。
一応、地図の印刷はして来たので、適当に歩きます。ジニアックに行くにはエロー川を最後に渡らなければなりません。県道はありますが、せっかくだから、ブドウ畑をジクザグに歩いてみます。
ヒナゲシも満開です。
今日は今までで一番いい天気で暑いです。
もちろん、高度も下がっているのですが。
ブドウ以外にも果樹園や野菜畑も少し見られますが、メインはブドウ。見渡す限りのブドウ畑で、今までの道のりとは一転した景色が望めます。
自転車でお散歩している人達にも会いました。ル・ヴィガンから歩いて来た、というとやはり、皆さん興味深そうです。
景色の良い日陰でお弁当にします。でも、日陰にいると涼しくなるみたいで、たくあん犬は一匹で日光浴。
途中、私の持っていた地図ではキャンプ場の前に橋があるように見えたので、川まで出てみましたが、橋はありませんでした。ジニアックに渡れる橋は一本しかないそうです。ちなみに、私が橋だと思ったのは水力発電所のダムでした。
ジニアックの橋は車が一台しか通れない吊り橋です。
橋を渡ってジニアックに入りキャンプ場を探します。炎天下の車道を歩いて来たので、みんな脱水症状。日陰で、ちょっと休憩。
標識がないので、中心街まで行って、見つけました!
ラ・ムーズLa Meuseという市営キャンプ場です。受付で支払い。犬はおまけしておくよ、と14.68ユーロでした。場所は好きなとこを選んでもらって良いが、25番にテーブルが出てるので、そこにしたら、と進めてくれた25番に。
垣根で区切られていて、半分はベンチのある丸石のスペースになっていましたが、私達のテントのサイズだと、それでも広すぎるくらいの区画です。
テーブルセットもあるし、素晴らしい。
キャンプ場経験がそんなにないけど、今までで一番素晴らしいキャンプ場です!
とりあえず、まずはシャワー!水回りの施設も新しくて、素晴らしいです。そしてオフシーズンなので、キャンピングカーの定年カップルみたいな方々が何組かいましたが、ガラガラ。
キャンプ場には食料品店もレストランもないので、さっぱりしてから、町に繰り出します。
ジニアックはこれといって何もない南フランスの普通の町、という感じ。
今日はもう一杯歩いたのだから、町の散策じゃなくて、早く一杯、急かすエンリック。レストランやカフェが集まるテラスに陣を取る。
いろんな椅子があるのは、アイスクリーム屋、カフェ、パブ、ピザ屋の4軒がテラスを出しているから。
よく分からずに座ったとこは、生ビールはなし。今日はワイン畑を歩いて来たので、地元のワインの気分だ、とロゼを。大きいグラスに並々と注がれたロゼ。私は血糖値を上げる為に、となりでアイスも買う。
もう一杯ワイン、というエンリックにこんな大きいグラスのワイン、きっと高いのでは、と価格を伺うと、1.60ユーロ。耳を疑ったが、とりあえず、もう一杯。
そのまま、カフェの人がお勧めしてくれたとなりのピザ屋にスライド。
食品店が閉まる前に、夜のドリンクを買ったら、というが、いらないというので、リンゴを買う。
ピザ屋だけど、いろんなものを出している、というので、フルコースにした。連日、まともに食べていなかったので、今夜はいくらでも食べられそうな感じだ。
前菜にはメロンの生ハム巻き、ツナのミモザ。メインはイカのセット風、ステーキ。
デザートにはプリンも食べる。
結構ボリュームがあっがた美味しく完食。まだ、食べられそう。
ところが、ここのピザ屋、テイクアウトの人も多く賑わってると思ったら、炭火でピザを焼いてるではないか。あ〜、ピザにすれば良かった、とちょっと後悔。
たくあん犬はいつものドライを食べて、疲れきって寝ています。
家族連れが多いなあ、と思ったら、今日は『母の日』だったそうです。母孝行に外食という訳ですね。
懐中電灯を持ってこなかったので、日が暮れる前にキャンプ場に戻らなきゃ。
ジニアックの町には小さな路地がたくさんあって、猫がけっこういます。
帰路には夕焼け。
久しぶりに日が暮れてから寝袋inです。
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