ケイラ六日目:エギュイーユ Aiguilles - モン=ドーファン Mont-Dauphin


ケイラ地方自然公園での滞在の最後の日。 後半は予定を変更して、登山はしなかった物の、結局毎日歩いたし、全体的にとても良い滞在だったと振り返る。
エギュイーユ Aiguilles


コーヒーが飲みたいと、キャンプ場入口のレストランに行ってみる。朝食5ユーロと張り出してあるのに、何時に開店なのか閉まっている。まだ7時になっていないので、河原の日向で待ってみるが、一向に開かないのであきらめて、私は散歩。エンリックはテントに戻る。

エンリックはテントを掃除して、河原で乾かしていた。やはり、昨夜は濡れていて、今朝も雫が玉になっている。今日は14時過ぎのバスでモン=ドーファン駅に向かい、そこからブリアンソン Briançonまで電車で移動するだけの移動日。というのも、移動時間はそんなにかからないのだが、バスの本数が少ないのと乗り継ぎで待ち時間が結構あるのだ。ま、時間がもったいないような気もするが、そんな時間もバカンスだよね。
私はお土産にケイラのカタツムリが欲しかったけど、カタツムリとの出逢いはゼロ。というわけで、河原で暇に任せて、唐松を採取。ケイラはフランスには珍しく、唐松林なのだ。大きくなったらどうするの、って大きくなったら考えれば良いじゃん。

エギュイーユ Aiguilles


エギュイーユ Aiguilles

のんびり片付けて、チェックアウトして、山道散歩コースでエギュイーユへ向かう。今日からまた快晴が予報されていて、空は青空だ。


エギュイーユ Aiguilles

エギュイーユ Aiguilles


昨日おやつを買ったパン屋でパン・オ・レーザンと名物らしいトルトン(芋やホウレン草を入れて揚げたパイ)を買い、行きつけの郵便局前のカフェへ。私は絵はがきを買って、日本の家族に冒険談を書く。エンリックは最近マスターしたカタカナで自分の名前を書く。
他にすることもないので、カフェ・オレをおかわりして長居した後、村の上部にある教会まで行ってみる。ケイラの教会はどこも閉まっていて、内部を見ることは一度もなかった。

エギュイーユ Aiguilles エギュイーユ Aiguilles


教会の前の日陰でサンドイッチを食べ、中心街に下りて、ベンチに座って時間をつぶしていたら、サン=ラザールのカップルに再会!彼らは予定通り全行程を制覇。昨日の大雨が上がってから、夕方にグラン・ロウ湖まで登り野営をしたということ。偉い!やはりアブリエスのキャンプ場にいたらしいが、やはり狭くて良くなかったとのこと。やはりキャンプ場のチョイスは正解だった。男の子は使ってないけど、女の子はトレッキング・ポールを使っていたので、使うと楽なのか、などと装備から冒険談までランドネ話に花が咲く。彼らは今夜はモン=ドーファンのキャンプ場で泊まり、翌朝の電車で帰宅ということ。私達が乗る14時のバスは予約制なんだけど、私達が予約していたので、便乗できるかな、と一緒にバスを待った。

が、小さなマイクロバスがやってきて、予約で一杯だと言うことで、さよならを言った。結構話し込んだのに、結局名前も連絡先も聞かずに。今回は、たくさんの出逢いがあったが、名前を聞いたのは山男のダミアンだけだ。

車に揺られ、崖っぽちをジグザグに急降下して、モン=ドーファン駅。ここでも一時間半待ちで、駅前カフェで時間をつぶす。目の前にヴォーバン式要塞が見えるが、サン=ラザールのカップルに片道に一時間半と言われていたので、下から眺めるだけ。

モン=ドーファン駅 Mont-Dauphin ヴォーバン式要塞
モン=ドーファン駅から見えるヴォーバン式要塞

モン=ドーファン駅 Mont-Dauphin
モン=ドーファン駅 Mont-Dauphin


モダンな電車は空調が利いていて、快適でウトウトする。ブリアンソンまではGR5で2日掛かりでケイラからアクセスできるのだが、バス+電車だと遠回りしてる感じがする。
Previous
Next Post »