中心街まで行くと、市場が出ている。ビタミンCの補給にネクタリンを買って、そうそう、お土産も買わなきゃ。健康食品好きのエンリックは、ハーブや木の実を扱うスタンドで話し込んでショッピング。あと、ソーシーソンとハチミツも買った。
パンを買って、カフェで朝食をした後、ホテルに戻り、荷物を預けて再出発。
私的には登り2時間のラ・クロワ・ドゥ・トゥールズ La Croix de Toulouse (1962m)に登りたかったけど、エンリックは要塞ということで、旧市街となっているシテ・ヴォーバン Cite Vaubanを通って、フォー・ドゥ・トロワ・テット Fort de trois Têtes(1435m)まで歩いた。18世紀に建設されたアスフェルド橋 Pont d'Asfeldは一つのアーチで40mの両岸を結ぶ。まだ早いせいか、人気が少ない。すごい作りだ、と歴史マニアのエンリック。
アスフェルド橋 Pont d'Asfeld |
要塞に着くとヴォーバン城塞が見下ろせる。
ブリアンソンはヨーロッパで1番の高地にある市(海抜1350m)というだけあり、見晴らしが良い。とはいえ、市と言っても人口は1万2千人。高台から見下ろすと、バカンス用のアパートや山小屋らしき建物が多く、リゾートと言う感じ。
ヴォーバン城塞 |
フォー・ドゥ・トロワ・テット Fort de trois Têtes |
道路側から下りると、閑静な一軒家が連なる住宅地。売り家の看板を見て、購入して改装できたら、と夢を膨らます。夢に向かって、稼ぐ為に記念写真。
下ると、市場に到着。ランチ用にハムを購入。観光局に観光地図をもらいに行き、ラ・クロワ・ドゥ・トゥールズへの行き方を、と思ったが、また却下され、反対側のスキー場、セール・シュヴァリエ谷へを提案。
ロープウェイで行けるプロレル頂上 sommet du Prorelは2566mだが、その経由地のピュイ=サン=ピエール教会 Eglise de Puy-St-Pierre(1520m)まで登って、ピクニック案が通った。私的にはパリに戻ると高低差がない場所ばかりなので、最後まで高低差を楽しみたいのだ〜。ロープウェイ乗り場が1200mなので、約300mしか高低差はないんだけど…。
礼拝堂の横の小道から始まる。ひたすら緩やかな上り坂をクネクネと歩く。もう、お昼近いので、日差しが強くなって来ていて、日陰を探しながらの登り。結構、散歩をする人たちに会い、皆、ブリアンソンのPRのトポ=ギッドを片手に持っている。途中、スキー場らしく、山小屋集落や守り神みたいのも見られる。ピュイ=サン=ピエール教会が見え、ロープウェイの下を潜って、到着だ。
噴水があったので、頭を冷やすエンリック。
高そうに見えるけど1520m |
ピュイ=サン=ピエール教会の展望台に立つと、まるですごい高いところに居るようだけど、たったの1520m。ブリアンソンが見下ろせ、要塞群が見渡せる。
木陰でピクニックをして、のんびり。大分、気温も上がって来たので、ゆっくり下山だ。
違う道を通って下山しよう、というのは良かったが、ブリアンソンの外れに到着してしまい、炎天下の道路を歩くはめに。
影もなく、日焼けした肌がじりじりと焼けて痛いくらいだ…。
ロータリーで今回の旅の初カタツムリを発見。しかし、家にいるのと同じ種類なので、採取せず。
暑いし、町の散策も終わったし、シャップ公園 parc de la Schappeで昼寝して、時間を潰す。18〜19世紀にかけて、絹の屑を加工する工場があり、その形跡として水道橋が残っている。
まだ時間はたっぷりあるので、ゆっくりホテルに戻って、最後の生のスーパードライ。働き者エルマンスが未だ居て、彼女は何時休むんだろう?アサヒに日本人と一緒に取った写真を送らなくてはいけない、というので一緒に記念写真。
帰りの夜行電車は結構空いていた。こうして、一週間のケイラ+ブリアンソンの旅は幕を閉じた。
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