ケイラ七日目:ブリアンソン Briançon

バタンキューで熟睡し、寒さで目覚めることもなく、6時に起床。 今朝はテントの片付けもないので、荷物はそのままにして、朝食をとりに出かける。 階下に下りると、オーナーのエルマンスが既に、バーに。 昨夜は私達が寝る前にも彼女が居たので、なんと働き者のフランス人!

ブリアンソンの市場


中心街まで行くと、市場が出ている。ビタミンCの補給にネクタリンを買って、そうそう、お土産も買わなきゃ。健康食品好きのエンリックは、ハーブや木の実を扱うスタンドで話し込んでショッピング。あと、ソーシーソンとハチミツも買った。

ブリアンソンの市場 ブリアンソンの市場


18世紀に建設されたアスフェルド橋 Pont d'Asfeld
パンを買って、カフェで朝食をした後、ホテルに戻り、荷物を預けて再出発。
私的には登り2時間のラ・クロワ・ドゥ・トゥールズ La Croix de Toulouse (1962m)に登りたかったけど、エンリックは要塞ということで、旧市街となっているシテ・ヴォーバン Cite Vaubanを通って、フォー・ドゥ・トロワ・テット Fort de trois Têtes(1435m)まで歩いた。18世紀に建設されたアスフェルド橋 Pont d'Asfeldは一つのアーチで40mの両岸を結ぶ。まだ早いせいか、人気が少ない。すごい作りだ、と歴史マニアのエンリック。

18世紀に建設されたアスフェルド橋 Pont d'Asfeld
アスフェルド橋 Pont d'Asfeld


要塞に着くとヴォーバン城塞が見下ろせる。
ブリアンソンはヨーロッパで1番の高地にある市(海抜1350m)というだけあり、見晴らしが良い。とはいえ、市と言っても人口は1万2千人。高台から見下ろすと、バカンス用のアパートや山小屋らしき建物が多く、リゾートと言う感じ。

ヴォーバン城塞
ヴォーバン城塞

フォー・ドゥ・トロワ・テット Fort de trois Têtes
要塞への跳ね橋が上がっていて、内部には入れず、周りを廻ると、軍用地進入禁止の立て札!え、早朝訓練とかやってて、流れ弾とか飛んで来たり…ってことはないが、なんと要塞の周りは軍用地。後から、エルマンスに聞いたら、要塞内は予約すれば訪ねられる観光地なのに、外部は進入禁止と言うおかしな仕組み、とか。反対側の道路からは自動車で上がって来た観光客でにぎわっており、皆、軍用地進入禁止の立て札に躊躇っている。観光案内の地図にもGR5のトレイルとして示されているのに、変な話だ。

道路側から下りると、閑静な一軒家が連なる住宅地。売り家の看板を見て、購入して改装できたら、と夢を膨らます。夢に向かって、稼ぐ為に記念写真。



下ると、市場に到着。ランチ用にハムを購入。観光局に観光地図をもらいに行き、ラ・クロワ・ドゥ・トゥールズへの行き方を、と思ったが、また却下され、反対側のスキー場、セール・シュヴァリエ谷へを提案。

プロレル頂上 sommet du Prorelへの散歩道
ロープウェイで行けるプロレル頂上 sommet du Prorelは2566mだが、その経由地のピュイ=サン=ピエール教会 Eglise de Puy-St-Pierre(1520m)まで登って、ピクニック案が通った。私的にはパリに戻ると高低差がない場所ばかりなので、最後まで高低差を楽しみたいのだ〜。ロープウェイ乗り場が1200mなので、約300mしか高低差はないんだけど…。


プロレル頂上 sommet du Prorelへの散歩道

ピュイ=サン=ピエール教会 Eglise de Puy-St-Pierre(1520m)の噴水
礼拝堂の横の小道から始まる。ひたすら緩やかな上り坂をクネクネと歩く。もう、お昼近いので、日差しが強くなって来ていて、日陰を探しながらの登り。結構、散歩をする人たちに会い、皆、ブリアンソンのPRのトポ=ギッドを片手に持っている。途中、スキー場らしく、山小屋集落や守り神みたいのも見られる。ピュイ=サン=ピエール教会が見え、ロープウェイの下を潜って、到着だ。
噴水があったので、頭を冷やすエンリック。

ピュイ=サン=ピエール教会 Eglise de Puy-St-Pierre(1520m)
高そうに見えるけど1520m

ピュイ=サン=ピエール教会 Eglise de Puy-St-Pierre(1520m)
ピュイ=サン=ピエール教会の展望台に立つと、まるですごい高いところに居るようだけど、たったの1520m。ブリアンソンが見下ろせ、要塞群が見渡せる。
木陰でピクニックをして、のんびり。大分、気温も上がって来たので、ゆっくり下山だ。


ブリアンソン Briançon


プロレル頂上 sommet du Prorelへの散歩道
違う道を通って下山しよう、というのは良かったが、ブリアンソンの外れに到着してしまい、炎天下の道路を歩くはめに。
影もなく、日焼けした肌がじりじりと焼けて痛いくらいだ…。

ロータリーで今回の旅の初カタツムリを発見。しかし、家にいるのと同じ種類なので、採取せず。




ブリアンソンのカタツムリ

シャップ公園 parc de la Schappeで昼寝
暑いし、町の散策も終わったし、シャップ公園 parc de la Schappeで昼寝して、時間を潰す。18〜19世紀にかけて、絹の屑を加工する工場があり、その形跡として水道橋が残っている。

まだ時間はたっぷりあるので、ゆっくりホテルに戻って、最後の生のスーパードライ。働き者エルマンスが未だ居て、彼女は何時休むんだろう?アサヒに日本人と一緒に取った写真を送らなくてはいけない、というので一緒に記念写真。

ブリアンソンの駅前ホテルでアサヒスーパードライの生


帰りの夜行電車は結構空いていた。こうして、一週間のケイラ+ブリアンソンの旅は幕を閉じた。

ブリアンソンとパリを結ぶ夜行列車

ブリアンソンの観光局 Office de Tourisme de Briançon

http://www.ot-briancon.fr/
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