ランドネ犬のたくあん Takuan

ランドネ犬のたくあん
ミニチュア・ピンシャーのたくあんはランドネ犬
ケイラに遠征した直後、我が家にミニチュア・ピンシャーという授かりものがあった。 つまり、捨て犬を拾ったわけです。 夏休みには高速道路に繋がれて捨てられる犬が多い、なんて聞いていましたが、まさか、自分達が遭遇するとは、です。
飼い主を捜した結果、不要と言うことで、その間に愛着がわいてしまい、引き取ることにしました。
犬には基本的に電子チップ(以前は入れ墨)が入っていて登録されているので、拾ったら、最寄りの獣医に連れて行きましょう。そのまま、引き取ってしまうのは犬泥棒です。

というわけで、晴れて、うちのメンバーが増えた訳だが、ミニチュアというからに5kgしかなく、歩けるんでしょうか〜? それも、まだ9ヶ月のジュニア。名前はたくあん(エンリック命名)です。

ヴェルコールで宿泊したレ・キャトル・モンターニュのフランソワさんは『カトリーヌがコッカー犬を連れて来た時には、参ったよ。コッカーだよ。山なんて歩けないじゃないか。』なんて、言っていたのを思い出した。実際、ララちゃんは登山は全然でした。さらに、ピック・サン・ミッシェルを登る犬を見たけど、大型犬だったよな…。

外見はチワワをでかくしたような感じだし、やっぱり、猫とお留守番するのかな、と思いきや、ヴァンセンヌの森への徒歩の往復+現地でのドッグランで約6時間の外回りをしても、疲れ知らず。

というわけで、オーヴェル=シュル=オワーズに連れて行くことに。最悪、歩けなかったらザックに入れられる重さと言うのも、リスクが少ない。全行程だと28kmあるけど、近道もあるし、初挑戦としてはナイスなトレイル。

オーヴェル=シュル=オワーズの村はずれで放したら、最初から飛ばす、飛ばす。ま、本犬、この後、待ち受けているトレイルの距離なんて分からないだろうから、しょうがない。何往復も、一匹で駆け回るたくあん。

ミニチュア・ピンシャーのたくあんはランドネ犬


森の中では、落ちている枝を加えて、得意そうに歩く。

人通りがある場所や道路はリードに繋ぎ、開けた農地などでは放し、と繰り返していると、要領を得たようで、名前を呼ぶと飛んでくる。

ミニチュア・ピンシャーのたくあんはランドネ犬


大した高低差はないとはいえ、森の中の登り道も、軽々と先頭を切る。

ランチを食べている時は、側で強請ったり、ゴロゴロと転がって遊んでいたが、飽きるとまた走り出す元気がある。

ミニチュア・ピンシャーのたくあんはランドネ犬


さすがに後半疲れただろう、と思ったら、まだ走ってる。

と、全行程、楽勝で完走!
ミニチュア・ピンシャー、舐めてはあかんぜよ。
じゃ、山はどーでしょう、山は?ま、パリ近郊には山はないので、挑戦できる日が楽しみだ。

こうして、ランドネメンバーが一匹増えることになった。

そんなたくあんの話は『捨て犬の形』からどうぞ〜。
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1 コメント:

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Yuichi Kanayama
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2012年9月3日 19:24 delete

日本でも高速道路のサービスエリアに犬や猫を捨てていく人が増えてきているようです。「一度飼い始めたら最後まで面倒をみろよ」と怒りが沸いてきます。たくあんちゃんは良い家族に巡り合えて幸せだな。

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