TMB 5日目① : アルヌーバ Arpnouva

ヒッチハイクで拾ってくれたボーダーコリーのジェニーちゃん 今朝は雨。小雨になったタイミングで、テントを撤収。
当初の予定では、クールマイユールを挟んで北側にあるフェレ谷のキャンプ場、グランド・ジョラスに昨夜、泊まって出発するはずだったが、エギュイ・ノワールに2泊したので、バスでクールマイユール乗り換えでアルヌーバまで行くことにする。
小雨が降ったりやんだりし、空は灰色の雲で覆われている。

しかし、タイミング悪くバスは行ったばかりで、一時間待ち。一時間も待つのは長い、とクールマイユールまで歩いて下ることにした。
歩くのはいいのだが、山道の車道なので、登ってくる車の排気がけっこうひどい。

ヴェニー谷からクールマイユールへの道

なんて、トボトボ歩いていたら、フランス語が堪能な、イタリア人のマダムが止まってくれて、クールマイユールまで乗っけてくれる、と。なんて、親切なんだ!
ジェニーというボーダーコリーとハイキングをしているらしい。

親切なイタリア人マダムのボーダーコリーのジェニーちゃん

そこに、パリジャンの若いカップルが走り寄って来て、便乗させてくれ、と。親切なマダムは、私たち4人+1匹をクールマイユールまで連れて行ってくれた。
このカップル、昨夜到着したばかりで、今日からツール・ド・モンブランの北半分を歩くとのこと。宿泊先の山小屋まで荷物の配送サービスがついたパッケージで、今日はボナッティ小屋まで軽装で歩くとのこと。初日から、ヒッチハイクに便乗するなんて、やる気がないじゃないか…。

橋を渡り、昨日、買い物をした大きなスーパーの前で、礼を言って下ろしてもらう。
そして、反対方面のアルヌーバ行きのバスを待つ。接続があまり良くないようで、キャンプ場からすぐバスに乗れたとしても、ここで結構待ち時間があったようだ。バスの時刻表を事前にSAVDAのサイトで確認しておくと、スムーズなスタートが切れるだろう。

イタリア、クールマイユールの西にあるスーパー

そして、やっとバスが来たと思ったら、犬は口輪をしていないと乗車できない、と言われる。お国事情が異なるんですね。フランスでは口輪は大きい犬。小型犬はケースに収納、となっているが、未だにバスに乗れなかったことはない(モンペリエ地方バスで犬は禁止だ、と言われたことはあったが)。ねばって、どうにか乗せてもらう。

バスはクールマイユールからアルヌーバまで一人1.9ユーロ。犬は0.60ユーロ。昨日、おとといとヴェニー谷方面のバスに乗った時は、犬の分は請求されなかったが、とにかく、乗車できてよかった。

ツール・ド・モンブラン クールマイユールからフェレ谷へ行くバス

バスに揺られて、蛇行する山道を登り、宿泊予定にしていたグランド・ジョラスのキャンプ場の前を通り、アルヌーバに9時40分に無事到着。フェレ谷でキャンプすればグランド・ジョラスも拝めるかと思ったが、あいにくの天気で、きっと見れなかっただろう。

ツール・ド・モンブラン アルヌーバ Arpnouva
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