下るにつれて、霧も少しずつ晴れ、天候も回復してきます。
雲から下りて来た、という感じです。
やっと景色が楽しめます。
イタリア側は何も見えませんでしたからね。
牛が放牧されています。
牛はおっとりしているのかもしれませんが、角のある牛が複数で向かってこられると、やはり怖いです。私はたくあんを吊り下げて、足早に抜けます。
スイス側で最初の山小屋はラ・プウル小屋。天気もよくなったので、テラスでランチをしている人もいました。モンゴルゲルでの宿泊もできます。
ひたすら下山です。エンリックは長時間の下りとなると、膝が痛くて、不機嫌になります。
霧がないというのは、行き先が見えて、まだ長い下りと分かって辛いということもあります。
スイスに来たんだから、やはり、「アルプスの少女・ハイジ」でも口ずさみましょうか。
青いカナブンが葉っぱを食べ尽くして、まるでモチーフのようになっています。
こういう、穴だらけのはっぱだらけ。
バス停のあるフェレFerret(1705m)に到着したのは、15時少し前。ここからオルシエール経由でシャンペクス行きのバスが出発します。バス停以外、何もありません。15時半の次は17時半です。
ここから40分の次の村、ラ・フリーLa Foulyにはキャンプ場や商店もあります。
ラ・フリーまで、行きたい気分でしたが、膝が痛い人がいるので、ここまでとします。
シャンペクスまで12スイスフランか10ユーロでチケットが買えます。
15時半の便は人気があるようで、ほぼ満員。
ラ・フリーでも、たくさん乗客が待っていて、乗れなかった人もいたようです。
マルチーズ夫妻とイタリアのキャンプ場で一緒だったジュラ地方の女の子も乗り込んできました。
オルシエール駅では45分待ちです。同じバスなので、ザックはそのまま荷物室に入れたままで大丈夫です。駅前には食料品店もありますが、日曜なので閉まっていました。多くの乗客が、唯一開いているカフェ・レストランへと流れて行きました。
スイスのトレードカラーの赤と白の電車。バスも同じですね。
セントバーナードもトレードマークで、至る所にイラストが見られます。
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